トメアス式アグロフォレストリー(SAFTA※2)は、
アマゾンの荒廃地に多様な果樹や材木の苗や作物を植えていきます。
1年目から継続的に収穫を得られることが特長で、
従来の単一栽培ではできなかった持続的な生産が可能となります。
農業をしながら森を再生する、まさに“森をつくる農業”です。
※2:ポルトガル語での呼称Sistema Agroflorestal de Tomé-Açu の略
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荒廃地
トメアスの周辺には伐採などで荒廃地化した土地が広がっています。 アマゾンの土壌は薄く、伐採してしまうと養分が流れて作物が育ちにくくなります。
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1年目
1年目から将来にわたり収穫を得られるよう計画的に野菜やコショウ、果樹、材木の苗を植えます。
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5〜10年目~
コショウが枯れ、果樹が実をつけます。この時期が最も作物の種類が多く、また最も二酸化炭素の吸収量が多い時期とされています。
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20年目〜
高木と低木が共存する森のようなアグロフォレストリーが完成し、光のコントロールをしながら低木果樹の生産性を維持していきます。
トメアス式アグロフォレストリーはCO2の吸収源となる森をつくるだけでなく、
雇用を生み、地域の発展にも寄与するなど社会・経済・環境の側面からメリットがあり、サステナブルな農業として期待されています。