アマゾンの荒廃した土地に、森のしくみにならった形で、
多様なフルーツや樹木を植えていく方法です。
「アグロフォレストリー」は1970年代中期につくられた造語で、アグリカルチャー(農業)とフォレストリー(林業)が合成されています。日本語では、農林複合経営、混農林業、森林農業ともいわれます。自然の森に近い状態で栽培することで、畑は多様性を取り戻し、従来の単一栽培ではできなかった持続的な生産が可能となります。農業をしながら森を再生する。まさに“森をつくる農業”です。世界では東南アジア、中南米、アフリカなどで多くの事例がありますが、中でも近年特にブラジル・トメアスのアグロフォレストリー持続可能な農業として世界から注目されています。